ソフトウェア概要
「Photoshopトーンジェネレータ」はイラストやデジタルコミックの作成を支援するPhotoshopプラグインです。解像度に合わせた緻密な幾何計算に基づいて描画するデジタルトーンツールを提供します。
「アミトーン」は色の濃淡を表現する上でもっとも利用されている種類のトーンです。トーンジェネレータを使えば、様々なパターンを任意の角度で貼り付けることができます。間隔を調整する「モアレ低減」と、非アンチエイリアス機能により、トーンの再現度の高さよりも見た目を優先した作成も行えます。また、60種類のアミトーンを型番から指定できるので、従来のトーンからの移行も簡単です。
「線トーン」は漫画制作の過程において、アミトーンに次いでよく利用されるトーンです。トーンジェネレータを使えば、様々なパターンを任意の角度で貼り付けることができます。解像度に依存しないので、マシンスペックにあわせた制作環境でトーンを貼り付けることが可能です。また、プラグインにはあらかじめ定義されたトーンパターンが30種類用意されていますので、漫画講座などで指定された型番のトーンも簡単に貼り付けられます。
「砂トーン」は不規則な模様で構成されるパターンでざらざらした感触を表現するのに用いられます。砂目模様も幾何計算によって生成されるため、解像度に関わらず安定したパターンが作成されるとともに、マスクデータを元にしたグラデーションパターンも簡単に作成できます。
「グラデトーン」は徐々に濃度が変化していくグラデーションをトーンとして再現するために用いられます。トーンジェネレータでは、グレースケールのグラデーション画像をハーフトーン処理したものに比べ、格段に本格的なグラデトーンを貼り付けることができます。解像度に依存しないことはもちろん、線数と段数、濃度を自由に指定でき、市販のグラデトーンのパターンをすべて再現させることが可能です。

「新聞写真」は既存のイメージに対してハーフトーン処理をおこないます。ペイントソフトウェアに付属するハーフトーン処理は、点の大きさで生成画像の細かさが決まりますが、トーンジェネレータでは原画像の解像度と指定された線数によって作成されます。つまり、解像度に合わせて点の大きさをいちいち計算する必要が無く、クリックひとつでオリジナルトーンを即座に作り上げることが可能となっています。
一般的なRGBやグレースケールだけでなく、16bitCMYKや96bitフルカラーにも対応。減色や色の変換が不要なので、オリジナルの高精細イメージを損ねることがありません。